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Category : おこのみっくす編集ライターが行く! 食べ歩きエッセイ


Vol.24 “お肌ぷるぷる”は、本当だった!!
冷やっこ~い編@大三楼
更新日:2013/12/12

「お肌ぷるぷる~!!」と言いながら、手を振る妙齢の3人の女性。
昨年、中野の逸品店を紹介する”美味いっぴん倶楽部”の映像。そのかわいらしい笑顔に私はしびれてしまいました。
ぜひ会いたい!! 念願かなってお店に伺うことに。
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「いらっしゃいませ~」と声で出迎えてくれるのは、あの3人の女性!!
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(左から、おばさん、お母さん、娘の女三人で切り盛り!!)
「冷やし肉みそ麺」を待ちながら、話しかけた人は、「大三楼の娘です」と朗らかに答えてくれた。
10年前に父親であり、店主の「マスター」が倒れて以来・・・
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Vol.23 今風カウンター店、初体験の巻
カレー編@YAMIYAMI
更新日:2013/12/11

午後4時、打ち合わせが長引いて昼ごはんを食べそこねてしまった。
会社に戻る途中、中野駅周辺で何かお腹に入れようと、思い出したのがYAMIYAMIカリー。
お店は休憩時間なしなので、時間を気にせずに利用できるのはとても助かる。
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入口に近い席で、ラリーメニュー「大地の恵みの野菜カリー」を注文。
店内には若い男女が2人だけ。お店をキョロキョロするけれど、スタッフは特に話しかけもしない。今どきのお店は、マニュアル通りなのか…と・・・
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Vol.22 うどん屋さんは、大わらわ
冷やっこ~い編@こめんこ屋
更新日:2013/12/10

こめんこ屋さんに行く時は、たいてい3時過ぎ。でも、きょうは客として12時に入店。
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カウンターの隅に座っていると、OLふうの女性たち、スーツ姿の若い男性などで次々に埋まっていく。
「ぶったまうどん1丁!!」「はいよ」。
元気のいいオーナーの桜井さんと店長のかけ声の横で、見慣れない若い女性…昼時だけの新しいアルバイトさんのようだ。
「卵はどこ?」「右の冷蔵庫にあるはずです」「ないよー!!」「こっちでした」
なんだか、いつもと違う緊迫感・・・
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Vol.21 券売機の未来が見えた日
冷やっこ~い編@づけ麺 秀
更新日:2013/12/2

9月12日。引き戸を開けて入ると、昼食の混雑もすでに収まり、客は奥に1人だけだった。
券売機の前に立つ。3列に並んだボタンの前を指で横になぞっていたら、後ろから声。
「一番上の『味噌』、それと『辛し』は割とこってりしたづけ麺で、あっさりしたのがお好みでしたら、2段目のを……」
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空中に「Z」を繰り返し描いている一見の客(私)に、メニューを解説してくれているのだ。
今思えば、その日の私は朝から妙にぼーっとしていたのだが、まだその時は自覚がない。
2段目のボタンの1つに上から紙が貼られていて、何度も押されたために両端がまくれ上がっている。
マジックで「……麺」と書かれたその紙を見て、(ああ、期間限定だからか)と納得し、目的の「緑茶冷麺」だと判断してボタンを押す。
カウンター席に座って肘をつくと、おばあさんが1人入ってきた。
「つけ麺あるかしら」
「ございます。そこに券売機がありますので」
言いながら、店の兄さんはカウンターを出て券売機の横まで行く。
ちょうど、おばあさんが陰に隠れて、兄さんの広い背中しか見えない。
「この『全部のせ』っていうのは何?」
「そうですね、五目蕎麦をイメージしていただくと……」
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Vol.20 野方でユーラシアを食らう
カレー編@慶和楼
更新日:2013/11/29

9月11日。上海の一流店で腕を磨いた料理長による「中華風チキンカレーライス」がきょうの一皿。
前回(オリエントスパゲティ)、料理の名前が覚えられないとカミングアウトしたが、中華料理の店でカレーなら何種類もないだろう。
「カレー」と記憶すれば十分だ。
カレー、カレーと頭の中で唱えながら、駅から続く商店街を歩いていく。
店は2階にあるというから少し上を向いて探していたら、バルコニーの赤い看板に気づいた。
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(ここだ、……え?)
視界の下のほうに、鮮やかな黄色。
何と、「慶和楼」の下の1階では大手カレーチェーンが営業しているのだった。
家で飼っている動物にちなんで、仮に「ネコ壱番屋」とでもしておこうか。
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(ううむ、下はネコイチか……。でも、目指すカレーは2階だ)
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Vol.19 空想の座敷で食べる締めの一皿
カレー編@和んスタイル
更新日:2013/11/28

9月12日。土地勘のない野方でしかも夜ということで、Google Mapsに「和んスタイル」の住所を打ち込み、いつも憤慨している「歩きスマホ」の挙に出る。
地図上を動くブルーの点(私)はほんの数分で目的地と重なったが、着いた建物はどう見てもマンション。
(これはあれか、『隠れ家的な』というやつか?)
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Googleを信用してマンションの階段を上がっていく。
踊り場から外の暗闇に目をやると、ステテコの男性が怪訝な顔でこっちを見上げている。
親愛のしるしに、こちらも怪訝な表情で見返す。
2階の廊下に足を踏み入れたが、やはりどう見てもただのマンション。
(隠れ過ぎだろう……)
廊下を端まで歩き、敷地の反対側に降りる階段まで行ってようやく店を見つけた。
入口横に看板代わりの大きな布が吊られていて、黒地に白で染め抜いた円の中に「和ん」の文字。隠れ家云々はこちらの誤解だったようだ。
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午後7時過ぎの店内はすでに10人ほどの客で賑わっていた。
テーブルがちょうど埋まっているので、自分はカウンターに陣取る。最初の印象は、
(ボーリング場みたいだな……)
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Vol.18 そして最後の質問は消えてなくなった
冷やっこ~い&野菜編@八合
更新日:2013/11/27


9月14日。食べ歩きラリーに脇道から押し出されるように参加してはやひと月。きょうは初めて連れをともなっての〔八合〕である。昼間に読んだ池波正太郎の食エッセイでは、店の名前を「八合」ではなく〔八合〕と書く。会話との混同を避ける意図かと推測するのだが、ともかくも、偉大な作家に倣って今回は〔八合〕で行くとしよう。

続けて4回も書かなくても、この店名はやはり気になる。店主の顔がすぐそこに見えているのだから、知りたいなら
「よく聞かれるでしょうけど、どうして八合なんですか?」と質問すればよい。でも……
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Vol.17 「カレースパ」と覚えたらいいじゃん?
カレー編@オリエントスパゲティ
更新日:2013/11/26


9月9日。ランチタイムが終わる午後3時の直前に入店。ここで、私を前々から悩ませている問題が。料理の名前を記憶できないのだ。テーブル横の壁にかかったランチメニューの書かれた黒板を見ても、これだと見当をつけられない。しかたなく、食べ歩きラリーのガイドブックを引っ張り出して黒板と照合するが……、ない。

あわててキョロキョロ首を振っているところへ、シェフが水を運んできた。メニューの原本(?)を手渡され、再び照合……
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